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【CS・BS 今週の狙い撃ち】今見るからこそ面白い! 「フィラデルフィア・エクスペリメント」

★「フィラデルフィア・エクスペリメント」〈1月11日(土)昼12時30分 スカパー!BS252シネフィルWOWOW〉

 アメリカにも多くの都市伝説がありますが、中でも第二次世界大戦中の“フィラデルフィア計画”というのはオカルト好きには有名なものかもしれません。

 テスラコイルという高周波、高電圧を発生させる変圧器を使えば、レーダー波を無効化できるといわれていました。要するに、レーダーに駆逐艦などが映らなくなるのです。1943年に行ったこの実験によって、駆逐艦エルドリッジはレーダーから消えるどころか、物理的に消えてしまった、というのが フィラデルフィア計画といわれる都市伝説です。

 それをテーマにした映画が11日午後12時30分からスカパー!シネフィルWOWOWで放送される「フィラデルフィア・エクスペリメント」です。

 第二次世界大戦下の1943年。アメリカ海軍はフィラデルフィア水域で船を敵レーダーに探知されないようにする秘密実験を行う。水兵のデイヴィッドとジムが実験機械のスイッチを入れると駆逐艦は海上から姿を消してしまう。やがて艦は姿を現すが、デイヴィッドとジムの姿が消えていた。時空間をトリップした2人は1984年のネバダ州にいて…。

 この映画は今見るからこそ面白い、といえるでしょう。なぜかというと、通常ならば、過去の人間が現代にやってきて、現代の科学技術に驚きます。ですが、1943年の兵士がやってきたのは1984年なのです。今から見れば36年も前のことなのです。戦前の兵士がテレビというメディアに驚くのですが、今ではさらに時代が進んでインターネットの世界です。現代の視点からは、過去を何段階もの視点で見ることができるのが面白いのです。

 今なら大掛かりなCGで描くような場面も、この時代ならではのエフェクトで処理されています。でもそれが“セコい”とは思えないのです。むしろ危機感を煽ります。そして気付くと、本当にあったことなんじゃないのか? とすら思えるのです。(横川メロディー)

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