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松島トモ子“壮絶介護”を激白した著書『老老介護の幸せ』 「親子心中」から救ってくれた一言

 ライオンに襲われ九死に一生を得た歌手で女優、松島トモ子(74)が昨年末に出版した著書「老老介護の幸せ~母と娘の最後の旅路~」(飛鳥新社)で自宅介護を赤裸々に告白し、話題を集めている。

 2016年春に認知症を発症した母の志奈枝さん(98)は、その年の冬にレビー小体型認知症と診断。

 「レディーで、美しい言葉を使っていた母が罵詈雑言を吐き、怒鳴り、か細い体でいすを倒し、外へ出て『人殺し』って叫ぶ。違う人になった」と振り返った。

 第二次世界大戦の終戦を満州で迎えた松島。父をシベリア抑留で亡くし、女手ひとつで育ててくれた母の受け入れがたい姿に接して、40キロだった体重(身長155センチ)が7キロも減った。

 「過度の介護ストレスでパニック症候群と過呼吸で倒れて…。地獄の日々でした」と明かす。

 尊敬する母から包丁を向けられたり、首のマフラーを引っ張られ、「一緒に死んで」と言われたことも。「ひとりで死んでください、と言いました」と大きな瞳を赤くした。

 そんな“一卵性母子”を救ったのがケアマネジャーの存在。「仕事をやめる」という松島に「介護がいつまで続くか分からないから、仕事は続けなさい。あなたが発狂しちゃうから」と説得。松島は「親子心中をしないで済みました」とその言葉の重みをかみしめた。

 朝5時に起床し、母に寄り添う毎日も「95歳までさっそうとしていましたから、あれでバッタリと逝かれたら私が立ち直れなかったし、恩返しもできなかった」と改めてしみじみと振り返る。

 一昨年の冬に親交のあるタレント、毒蝮三太夫(83)の事務所と業務提携し、今年は芸能生活70周年を迎えるが「できることをやっていきたい」と自然体を貫く。

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