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元テレビ朝日プロデューサーが切り込む! TOKYO-MX「欲望の塊」騒動、テレビ局の責任 (2/2ページ)

 しかし「買い取り枠」では、放送局は各局の審査基準でいわゆる「考査」はするが、あまり制作現場には関与しないのだ。内容はほぼ自由。例えるならば普通の番組が「デパートの売り場で業者が商品を売っている」状態で「買い取り枠」は「商店街の空き店舗を小売業者に貸している」状態だ。商店の中までは、商店街はあまりよくわかっていないのだ。

 民放キー局ではこうした「買い取り枠」はアニメ番組などごく一部。しかし、独立系の放送局では重要な収益源となっている。一部では「番組に出してあげる」「テレビでレギュラー番組を持っているといえる」ということで、出演者や取材先からお金を取るということが横行しているのも悲しい現実だ。MXではないが、制作をめぐる金銭トラブルを私も聞いたことがある。

 もちろん「買い取り枠」でも、制作会社がきちんとしていれば何の問題もない。放送局は免許事業者であるし、電波は公共のものだから、「買い取り枠」にも放送局がきちんと責任を取る必要が私はあると思う。

 きちんとした管理をしないと、結局泣き寝入りをするのは立場の弱い出演者や制作スタッフだ。また、いい加減な内容の放送を見せられる視聴者もある意味、被害者であるということができると思う。

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