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【帯ドラマ劇場 週刊やすらぎの刻~道】マロの生前葬が執り行われた

 ■先週のおさらい

 がんで余命いくばくもないマロ(ミッキー・カーチス)の生前葬の準備が進められていた。弔辞を頼まれた菊村栄(石坂浩二)と水谷マヤ(加賀まりこ)は、どこまで本当のことを言っていいか悩んでいた。二人ともマロの奔放な女性遍歴以外のことが頭に浮かばないのだ。

 そんな時、栄に辛坊修(ジェリー藤尾)が声をかけてきた。実は、マロと辛坊とはかつて大親友だったがその後、仲違いしたという。そのきっかけは、辛坊が女優の前でマロの鼻毛を注意したというささいなことだった。栄がマロに辛坊とのことを聞くと、「俺から頭を下げる筋合いじゃない」と突っ張ったままだった。

 ある日、栄に珍しく息子の一郎(水津聡)から連絡があった。かつて認知症の律子(風吹ジュン)に対する一郎夫婦の態度が気に障り、疎遠になっていたのだった。今ごろになって何事かと不審に思う栄。

 横浜で会った一郎夫婦は、不義理をわび、栄にとってひ孫の芽衣を会わせる。1歳の誕生日だった。突然のことに栄の目に涙がにじんだ。

 ■「遠慮なく怖がれよ、震えたほうがカッコいいぜ」

 そして迎えたマロの生前葬。寝坊した栄は、急いで会場へと向かったため、弔辞の原稿を部屋に忘れた。即興で栄はマロに「遠慮なく怖がれよ、怖がって震えろよ。震えたほうがカッコいいぜ」と呼びかけた。

 最後に辛坊が歌った。マロが好きだったという「遠くへ行きたい」。締めくくりはマロのあいさつ。「辛坊ありがとう」

 やっと自室へとたどりついた栄は再び「道」の世界へ…。

 平成10年。公平(橋爪功)は、近所に住む四男・圭(山村憲之介)から、近くでゴルフ場開発計画が進んでいると聞かされる。しの(風吹ジュン)は、小野ケ沢の景色がどんどん壊されていくと嘆く。

 公平はニキビ(山本圭)から街の外れにある小さな居酒屋を紹介される。ハゲ(ミッキー・カーチス)も誘って3人で繰り出すと、そこには色っぽいママ・みどり(高橋由美子)が。「高倉健に似ている」と言われ、にやつく公平。

 それからというもの、公平は、足しげく店に通うようになった。独り者だと嘘をつき、みどりといい雰囲気になったころ、突然、こわもての男が店に入ってきた。