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【ぴいぷる】“謙虚な代弁者”工藤阿須加「自分の演じる役をとことん好きになって演じる」 地上波初主演「連続殺人鬼カエル男」で好演中 (1/2ページ)

 テレビ地上波の連続ドラマで初主演を果たした。

 「確かに主演のプレッシャーは大きかったですね」と打ち明けるが、「どんな役でも、誰よりも自分の役を好きになって演じる。その思いはいつもと同じ。変わりません」と表情を引き締めた。

 一般公募の文学賞「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作などをドラマ化するシリーズの第4弾。「連続殺人鬼カエル男」(関西テレビ)で、犯人を追う捜査一課の新人刑事、古手川和也を演じている。

 「一言で言って古手川は純粋な男。考えるよりも前に体の方が早く動く。猪突猛進のところは共感でき、演じていて本当に楽しかったですね」

 マンションの高層階につるされた女性の死体が発見される。刑事の古手川(工藤阿須加)と渡瀬(鶴見辰吾)は捜査を始めるが、第二の殺人事件が起こり…。

 謎が謎を呼ぶ猟奇的殺人事件。全8話まで緊張感あふれる展開が続く。

 演出はミステリーを得意とする熊澤尚人監督。「監督からはハリウッドのミステリーの傑作『セブン』を意識し、演じてほしいと言われたんですよ」と悩ましげに語る。

 ハリウッドスター、ブラッド・ピットの代表作だ。「『セブン』は好きで何度も見返しましたが、ピットを演じるのは難しいですからね。監督は『古手川はピットだ!』と言うのですが…」

 2013年、NHK大河ドラマ「八重の桜」で本格的に俳優としてデビュー。14年、TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」で、社会人野球の投手役を熱演し、話題をさらった。学生時代はテニスの選手として活躍したが、野球経験はなく、劇中で見せた、その本格的なピッチングフォームに視聴者は驚いたのだ。

 父は元西武ライオンズのエースで、現福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康。だが、それを隠し、正々堂々とオーディションで、この投手役を勝ち取った。

 役作りのために人一倍努力をしてきた。その謙虚な姿勢に監督たちの信頼は厚い。

 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」(17年)の撮影時には、会社員を演じるために、「撮影の数カ月間、自分でスーツを買って毎日着用し、通勤ラッシュの満員電車に乗って、サラリーマンの心情を身につけました」という。

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