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【アニメソングの女王・堀江美都子伝説】フィリピンでは国賓級の扱い!? 「歌は自分の人生そのものだった」 (1/2ページ)

 「アニメソングの女王」と呼ばれる堀江美都子だが、先駆け的な存在だったため、何かと「~初」という冠がつく。1977年には、女性ボーカリストとして初めてロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」の主題歌を手がけた。

 「20歳のころで、何か突き破りたいとか、心の欲求を叫びたいとか、新しい自分を見つけたいとか、私の中で“もっと、もっと”という時代だったところに、タイミングよくロボットアニメの話が来たので“やった”と思いました」

 戦隊ものと同じくパワフルな堀江のボーカルは力強い楽曲によく似合う。男性コーラス「こおろぎ’73」との共演だが「今だから言えるけど、本当はソロで歌いたかったんです。でもアニメが5人のチームが主人公なので仕方ないですね」。

 この歌が彼女の代表曲のひとつとなったのはそれだけの理由ではない。「ボルテスV」はフィリピンで大人気となったのだ。マルコス政権下で放送された際は視聴率60%近くを記録したという。

 「すごく反響があって、私、フィリピンの音楽祭に国賓として呼ばれることになって準備していたんです。でも政治的な事情があって、いけなくなったんです」

 しかし99年に入って再放送されると、再び人気が爆発。今度も視聴率30%を超える数字をたたき出したのだ。

 「連ドラのように毎朝8時15分から放送されていて、今も再放送されているんです。声優さんは吹き替えなんですが、主題歌はそのまま。なのでフィリピンでは国歌の次ぐらいに誰もが知っている曲なんですよ」

 実際、堀江がフィリピンを訪問したときは、堀江を乗せた車列のために信号をすべて青にしたとか、コースによっては道路を逆走したとか、伝説となっているのだ。

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