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「パラサイト」はなぜアカデミー賞を獲れたのか カンヌから半年過ぎても話題薄れず…アメリカでは次第に上映館が増え、監督の“作戦勝ち” (1/2ページ)

 「第92回アカデミー賞」で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4つを受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督、公開中)。非英語の映画がアカデミー賞で作品賞を勝ち取るのは史上初。日本国内でも興行成績を伸ばすことは想像に難くない。なぜ「パラサイト」は快挙を果たしたのか。映画評論家、小張アキコ氏が読み解く。

 「パラサイト」は昨年5月のカンヌ国際映画祭でも韓国映画初の最高賞パルムドールを受賞している。

 カンヌ受賞作がアカデミー賞主要部門にノミネートされるのは驚くべきことではないが「パラサイト」が違うのは、カンヌから半年が過ぎ、年が明けても話題が薄れなかったことだ。

 アカデミー賞ノミネート作品の発表直後、1月22日から開催された「第49回ロッテルダム国際映画祭」で白黒版を引っ提げてポン・ジュノ監督が登場。アメリカでは昨年10月に3館で公開されたが、次第に上映館を増やし、アカデミー賞の投票権を持つイ・ビョンホンらが応援ののろしを上げた。まさに監督の作戦勝ちといったところか。

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