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バイきんぐ“じゃない方芸人”の西村瑞樹が最初で最後のエッセー集を発売! 「水曜日のダウンタウン」プロデューサーやカズレーザーも絶賛する中身とは? (1/3ページ)

 お笑いコンビ、バイきんぐの西村瑞樹が初めてのエッセー集「ジグソーパズル」(ワニブックス)を発売した。エッセーはもともと、スマホ用アプリ「産経プラス」にて隔週で掲載(2016年12月14日~19年4月20日)されたもので、書籍化するにあたり、新たに4話を書き下ろし。全58話のエピソードが収められている。

 バイきんぐと言えば、真っ先に思い浮かぶのは、やはり、ネタを書いている小峠英二の方だろう。西村は、いわゆる“じゃない方芸人”にあたるが、このエッセーを執筆するにあたり、西村の意外な才能が開花。味わい深い文章表現で、多くの読者を虜にしてきたのだ。また、連載開始直後から西村の原稿は業界内でも評判となり、大物プロデューサーや、あのインテリ芸人が彼の文章を絶賛している。

 2月中旬。そんな西村を都内某所で直撃。この本にかける思いや、印税で狙う壮大な夢などについて話を聞いた。

バイきんぐ・西村瑞樹 バイきんぐ・西村瑞樹

■大物プロデューサー、インテリ芸人が絶賛

--味のある独特の文体で注目を集めている西村さんのエッセー集ですが、今まで、このような「書く」仕事の経験はありました?

 「もともと、僕はネタを一切書かないので、本格的に文章を書いたりするってのは、あの連載が初めてだったんです。僕が通っていた高校は、自転車通学がダメな学校で、僕がバリバリ自転車で通学をしていたら、ある日、先生に見つかって、そのペナルティーとして、反省文という名の読書感想文を書くことになりまして。そのときが自分のなかで真剣に文章を書いた最後ですね。連載はそれ以来でしたね。

 本も最近は読みませんねぇ。昔は読んでいましたよ。それこそ、20、30代までは。というのも、当時、ネタは書かないにしても、ネタは一緒に考えていたんです。喫茶店とかに行って、2人で相談しながらやっていたんですが、いつしか小峠が『俺一人で書く』って言い出して。それ以降、喫茶店に行って5時間無言のときとかあったんですよ。『なんなんだ、この非生産的な時間は』みたいな。それがずっと続いていて、自然と打ち合わせに参加しなくなって。そうなると、人間って、何もインプットしなくなるんですよ。前はネタのために本を読んだりとか映画とか見ていたりしていたんですけど、ネタを書かなくなってからはその必要がなくなったので、まったくやらなくなりました」

--連載の初回、TBSの「水曜日のダウンタウン」などを手掛ける藤井健太郎プロデューサーがいち早く西村さんの文章を見つけ、ツイッターで絶賛してくれました。

 「藤井さんが絶賛してくれたっていうのは知っていましたが、どういう部分を褒めていただいているとかっていうのが全く分からないので、うれしかったですけど、正直、手応えはなかったです(笑)。

 あと、連載してるときに、(メイプル超合金の)カズレーザーに褒められましたね。カズレーザーに言われるのはうれしいですよね。どう褒められた、ですか?……何だったっけな(笑)。まあ、面白いなっていう風に言ってくれたと思いますね。あの人、いっぱい本読んでいるみたいだから、細かいところは忘れちゃったけどうれしかったですね」