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【大人のエンタメ】“第2の大杉漣”生む奥深さ 20日公開ピンク映画「悶撫乱の女~ふしだらに濡れて~」 (1/2ページ)

 20日から上野オークラ劇場ほかで公開されているOP映画『悶撫乱の女~ふしだらに濡れて~』(高原秀和監督)はピンク映画だ。だが、ピンク映画を侮ってはいけない。この作品も、大きな可能性を秘めた作品に仕上がっているのだ。

 ピンク映画から輩出された才能が映画界を支えているといっても過言ではない。ピンク映画からキャリアをスタートさせた滝田洋二郎監督は『おくりびと』(2008年)でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した。滝田のピンク映画の常連だった大杉漣(故人)も螢雪次朗もその演技力で映画やテレビで活躍している。

 さて、本作のストーリーはこうだ。会社の金を横領して逃亡するモンブラン好きの甘党の男(那波隆史=なは・たかし=50)と女たちを描いた新作だ。原作は女流作家、うかみ綾乃の『モンブランを買う男』。

 女優陣は演技力にも定評がある奥田咲(27)がコンビニで働くヒロインを好演。さらに昨年、高原氏が監督しテアトル新宿などで再編集して上映された「OP PITURES+」でも好評を博した『いつか…』でセーラー服姿を披露した涼南可奈(すずな・かな、26)や、バンド活動もしている加藤絵莉(30)が昔の愛人役で熱演している。

 そんな魅力的な女優たちをサポートするのが芸歴30年を超える那波隆史。蒼井そらの主演映画『つむぎ』(04年)で妻が妊娠中に高校生の蒼井と淫行するゲスの高校教師を演じ、伊丹十三や三池崇史の映画にも出演した第2の大杉漣にもなりえるつわもの俳優だ。

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