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新型コロナでTV界に広がる「無観客」、“仕出し屋”に影響も (1/3ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大は大きな波紋を広げている。テレビ業界も“コロナショック”でさまざまな影響が出ている。各テレビ局を出入りする制作会社プロデューサーのA氏が現場をリポートする。

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 3月24日の夜、「志村けん、新型コロナウイルス陽性で入院中」とのニュースがマスコミを駆け巡り、テレビ局内にも緊張が走った。志村が発熱や咳ではなく、激しい倦怠感をおぼえたのは17日のこと。自分の体に誰かが覆いかぶさっているかのような重たさを感じた…という話も入ってきた。

 ワイドショーもニュース番組も「コロナ一色」となった、ここ数週間、タレントたちの間でよく聞かれた会話は「まだ芸能界では、一人もかかっていないよね」「誰が最初にかかるかね」などというもの。対岸の火事とは言わないまでも、新型コロナウイルス感染拡大をどこまで身近に捉えていたかというと少々疑問だった。

 だが、日本テレビやフジテレビでレギュラーをもつ志村が「陽性」となり、一部では重篤とも報道され、「手洗い、うがい、マスク、消毒」を、より徹底しなければならないとタレントも局員も気持ちを改めて引き締める“きっかけ”になったことは間違いない。

 それより前は、テレワークに切り替える企業が増えたり、学校が休みになったことにより「在宅率が上がったので、番組視聴率が上がっている」「エンタメ業界の中でも、テレビ局はそれほど影響は受けていない」とも言われていたのである。

 ◆医療現場を取材するリスクも

 とはいえ、朝から晩まで、生ワイドやニュースはコロナ一色。白鴎大学教授の岡田晴恵氏を筆頭に、専門家は争奪戦といっていいし、最新情報をどうしたらわかりやすく視聴者に伝えられるか、スタッフもキャスターもコメンテーターも、全く気を抜けない状態だ。

NEWSポストセブン

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