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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】人との「出会い」や「縁」は何十年の時を経て結ばれる…宮崎と私を結んだ一人の男の“情熱” (2/2ページ)

 番組タイトル名は「浅草キッドのすっぽんぽん」。当時、ポジションもお金も、まさに着るものも、生活にも困っているわれわれにはピッタリのタイトルでした。番組に抜擢してくれて、スタジオの中にいるわれわれにキューを振ってくれたのが今回登場する男性、牧巌さんだったのです。

 「いや~まさか、玉ちゃんとこうして宮崎で仕事できるなんて夢にも思わなかったなぁ」

 「いや、こちらこそ、牧さんが60歳で僕が今年53歳で、こういう形で宮崎に呼んでもらって仕事ができるなんて」

 「玉ちゃんも観光大使やったりして、ボクが宮崎に戻って仕事している縁だと思うよ」

 2人で景勝地・鬼の洗濯板がある青島の海岸を歩きながら振り返りました。

 牧さんは当時、収録が終わると、飢えていた私たちに焼き肉をごちそうしてくれていました。「ラジオやると焼き肉とビールにありつけるんだからたまらねぇ」と、漠然と恩恵を受けていましたが、今思い返せば、それは牧さんが自腹で私たちに施してくれていた、正に血が通った自腹焼き肉だったのです。

 番組が終わり、牧さんも忙しく、私もしばらくTBSラジオとも離れていたので会うことが極端に少なくなっていたのですが、こうして再会ができて生放送も大成功でした。

 青島にある青島神社は縁結びの神が宿るといわれています。長い年月を隔て、たまむすびと宮崎を結んでくれたのでしょう。めでたしめでたし。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(火曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。

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