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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】社会全体の意識にも爪痕残すコロナ禍 パートナーや肉親への見方や価値観に変化も (1/2ページ)

 不思議なもので、東京都など7都府県に緊急事態宣言が発令された「新型コロナ禍」というものは、私たちの生命へのリスクは当然ながら、罹患(りかん)せずとも心に大きなダメージを与えている。それは個人だけの問題ではなく、社会全体で共有していた「お約束」を帳消しにしてしまうことにもなりかねない。

 実は私はかなり「雑」なタイプであり、少し前までの段階、時期的にいうと3月第3週末(3月21、22日)、陽気につられて繁華街やお花見に出てしまった人たちが問題視されたあたりまでは、「3密」を避けながらマスクや基本的な手の消毒などをしっかり行うこと以外はそれほど神経質になってはいなかった。

 だが、4月に入ってからは、さすがに「雑」な私でも、いよいよ「段階・フェーズ」が変わったと感じられずにはいられない。すると人間というものは弱いもので、いよいよ自分以外の「他者」が等しくリスクを持っているということを感じ始める。

 やはり家族や恋愛関係者からの伝染はかなりハッキリとした形で出てしまう。しかし、これは人情的な根幹を壊してしまうようなことでもありも、規制するのは難しいことでもある。

 極端な話、保育園から戻ってきた子供に手を洗わせることはできても、母親に近づくな、抱きつくなと言ったところで、「伝染」という概念を理解できない子供はとても混乱するはずである。

 同様に、1秒でも長くともに時間を過ごしたい若い恋人たちに「身体的接触」を控えさせることも難しいはずだ。

 伝染病は人情などに容赦しないと分かっていても、それを強く強制することは、同時に親子関係や恋愛関係の根幹に揺さぶるものである。

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