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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】杏の優しい歌声で反響呼ぶ 加川良の蘇る魂“反戦歌”「教訓I」 (1/2ページ)

 〈命はひとつ 人生は1回 だから命を 捨てないようにネ〉

 自宅と思われる場所で、ガットギターを抱えて弾き、美声で歌うのは女優の杏(34)。眼鏡をかけルームウェア姿の彼女の後ろには、小さな子供がおとなしく絵本をめくっている-。

 所属事務所の公式チャンネルで、杏が1970年代に“反戦歌”としてヒットした『教訓I』を披露した動画が大きな話題を呼んでいる。260万回以上が視聴され、「コロナ危機で多くのタレントが動画をアップしているけど、彼女の歌がもっとも心に響く」「杏さん自身がプライベートで大変なときにもかかわらず、みんなを励まそうという強い意志が感じられた」という感想が。

 動画には杏から「自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを」とコメントが添えられている。

 70年代フォークブームで若者から熱狂的な支持を受けた加川良の『教訓I』。大声で反戦を叫ぶのでなく、権力を揶揄して、人命の尊さを歌い上げた名曲だ。しかし吉田拓郎や井上陽水、かぐや姫らその後の日本の音楽シーンでメジャーとなったフォーク歌手とは違い、加川良は岡林信康や高田渡、友部正人、五つの赤い風船、斉藤哲夫といった「URC」(アングラ・レコード・クラブ)出身で、いまとなっては知る人ぞ知る存在。86年生まれの杏がなぜ、この歌を知っていたのか。

 「歌手の『ハンバート ハンバート』さんが、カバーされたことで『教訓I』を知り『命は一つ』と訴えかけるこの歌詞が心に響きこの曲を選び歌ったと聞いています」(所属事務所)

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