記事詳細

【みうらじゅん いやら収集】“エロ義理堅い”女番長の映画 “記憶術”で頭に焼き付けた帰りに路地裏で… (1/2ページ)

 “女番長”と書いて、当時は「スケバン」と読んだものだ。

 まだ、共通一次試験などない時代。勉強はからっきしダメだったけど、この手の漢字テストがあれば志望校に即、パスしていたと思う。

 そして、女番長は情けには脆いが、男勝りな腕力で敵をバッタバッタとなぎ倒す。その上、義理堅くて助けてもらった男に「今は何もお返し出来ないので、抱いて!」などと、その豊満な身体を与えるシーンもあり、僕は初見にして女番長の大ファンとなった。

 コレ、映画の話ですから。

 当時は新作でも、日本映画の場合、2本立てがフツーで、たぶん僕は併映されてる映画見たさに劇場へ足を運んだのだと思う。それがどんなジャンルだったかすら忘れてしまうほど、『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』は中学生にとってよほど強烈だったのだろう。

 当然、ビデオなどはこの世に存在していない。ここで頼りになるのが日ごろからやっていた忍者修行の一環“記憶術”である。

 勉強に用いれば随分、かしこく成れたが、それはエロに関してのみ。記憶に留めたいいやらしいシーンを瞬時にして頭に焼き付ける術だ。劇場から家に、いや自分の部屋までうまく持ち帰れればこれ幸い。今夜のおかずにできるのだが-。

関連ニュース