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【織田哲郎 あれからこれから】若い頃は似ていないと思っていたけど… 母の音楽好きと父の“カタブツ具合”、両方とも自分の遺伝子にある (1/2ページ)

 今、楽天市場の母の日PRのCMで『ゆめいっぱい』が流れています。1990年にアニメ『ちびまる子ちゃん』の放送が始まったとき、オープニングが『ゆめいっぱい』で、エンディングは『おどるポンポコリン』でした。

 私は『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲を依頼されて、まず原作の漫画を全部読み、そのイメージから対照的な2曲を作りました。あの漫画の持つピュアな部分、ノスタルジックな部分をつめ込んで作ったのが『ゆめいっぱい』、そしてとても変だったり毒があったりという部分をふくらませたのが『おどるポンポコリン』でした。

 作り手としての正直な話をすれば、『ゆめいっぱい』のほうが真面目に作っている分、思い入れがありました。というと『おどるポンポコリン』は不真面目に作っているのか、と叱られそうですが、ポンポコリンのほうはある意味徹底的に遊んでいます。

 生真面目に取り組んだものより、どこか軽い意識で作った、肩の力が抜けているもののほうが、人の評価につながりやすかったりもするのです。でも今回、こうしてCMで使っていただいて、とても評判が良いようなのですごくうれしいです。

 90年でしたから、もう30年前の歌なんですね。もともとあの曲の持つノスタルジックな部分が、この30年の間に皆さんの記憶の中でより熟成されて、いい味わいを醸しているのかもしれません。

 ところで『ゆめいっぱい』を歌っていた関ゆみこさんは、実は私のイトコなのです。私が連れてきたのではなく、オーディションで歌のとてもうまい子がいる、ということで書類を見せてもらったら、なんと私のイトコだったのです。

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