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【ぴいぷる】ヒロインのように突進あるのみ! 映画監督、脚本家・安田真奈 近代マグロをモチーフにした最新作「TUNAガール」 (1/2ページ)

 仕事や学業に奮闘しながら自立を目指す女性たちを映画やドラマで描き、エールを送り続ける。

 新作映画「TUNAガール」に登場するヒロインは、養殖マグロの研究に邁進する女子大生。近畿大学が、研究だけでなく、養殖場で育てたマグロが味わえる飲食店を東京、大阪に出店し話題を集めた、あの“近大マグロ”をモチーフにしたオリジナル脚本の映画化だ。

 「和歌山にある大学の研究所に何度も通い、研究者から話を聞いて脚本を練り上げました。映画で明かされる失敗談などもすべて実話です」と語るように、マグロ養殖に懸ける研究者たちの情熱が、映画を通じ臨場感豊かに伝わり胸に響く。

 劇場映画を撮る“プロ監督”としてのキャリアは間もなく15年。

 田舎町で電器店を営む父(沢田研二)の“プロ魂”を娘(上野樹里)が受け継ぐ映画「幸福のスイッチ」で、気鋭の女流監督として一躍脚光を浴びる。その後、シングルマザーの看護師の奮闘を描くNHKドラマ「ちょっとは、ダラズに。」の脚本を担当するなど、働く女性を鼓舞する賛歌を数多く手掛けてきた。

 「女性監督としてハンデは感じるか? 最近は国内外で珍しくなくなり、またカメラマンや照明など映画界で女性が活躍する場は増えてきました。特に意識はしてませんよ」

 こう気丈に語るが、いまだ男社会の伝統が根強く残る映像界の一線に立ち、成果を残すのは並大抵なことではなく女性としての意地がうかがえる。

 進学校の県立奈良高校を卒業後、神戸大学法学部に進学。在学中に本格的に8ミリ映画を撮り始める。卒業後、パナソニック(旧松下電器産業)に就職。販促部などで働きながら、自主製作映画を意欲的に撮り続けた。

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