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志村けんさんと沢田研二 代役決定の裏にあった50年の絆物語 (2/3ページ)

 「志村さんが決めてくれるから大丈夫、と信頼しきりでした。リハーサルをやらないし、アドリブもたくさんあって、とにかく“ライブ”を大事にする意識を2人ともが持っていました。ジャンルは違うけど、目の前のお客さんを喜ばせたい、という思いひとつで共鳴し合ったのでしょう。プロ同士、舞台上では激しくやり合っていましたね。

 一本気なジュリーは、志村さん以外のドリフのメンバーとは積極的にコントをしなかったし、同時期に人気だったクレージーキャッツともコントをしないほどの筋の通し方でしたからね」

 ルックスが似ていることを生かした合わせ鏡のコントや、小学生に圧倒的な人気を誇ったヒゲダンスにも真摯に取り組み、二枚目のアイドルは、魅力に厚みを増していった。

 その後、『8時だョ!』の放送が終わり、1990年代に入ると共演は途絶えるが、2001年から再び息の合ったコンビが復活する。4月にトーク番組『変なおじさんTV』(フジテレビ系)で十数年ぶりのそろい踏みを果たし、これを機に、頻繁に数々の番組で一緒になった。

 「どれも、実はジュリーがラブコールを送ってのことばかりでした」(前出・芸能関係者)

 同年10月には『ふたりのビッグショー』(NHK)に出演。司会者不在、出演者2人だけで進行するこの音楽番組に、NHKはまず、沢田だけをキャスティングしたという。その沢田が相棒に選んだのが、志村さんだった。

 「収録はもちろん、打ち上げも大盛り上がり。後々、ジュリーが『打ち上げであんなに飲んだことは初めて』と周囲に話し、志村さんもこの年の重大ニュースにこの番組収録を挙げるほど思い出深いものだったんです」(NHK関係者)

NEWSポストセブン

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