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【昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー列伝】川口真(作曲・編曲家) 寡黙でジェントル、ゴルフのプレーも音楽のように (2/2ページ)

 この時代は「イケイケどんどん」の時代。「終着駅」「ひと夏の経験」の作詞家の千家和也さん(故人)が「なかよしコンペ」なるゴルフコンペを開催し、レコード、音楽事業、マスコミ関係者が100人以上集まった。優勝景品が、なんとベンツの中古車!。参加者は目の色を変えてプレーしたが、結果、ベンツを獲得したのは川口さんだった。それ以降、業界コンペで優勝候補はいつも川口さんだった。

 一緒にプレーしたことはないが、後ろの組で川口さんのプレーを見た。仕事ぶりと同じで、無駄口をたたかず、黙々とプレーをして、力んだ大振りなどはない。作・編曲家の持つリズム、テンポ、流れるようなメロディーが体に刻み込まれているのかもしれない。精密機械、ジェントルマン川口である。

 ■川口真(かわぐち・まこと) 作・編曲家。1937年11月5日生まれ、82歳。数多くのヒット曲のほか、明治「カール」のCMソング「いいもんだな故郷は」なども手掛けている。

 ■篠木雅博(しのき・まさひろ) 株式会社「パイプライン」顧問。50年生まれ。渡辺プロダクションを経て、東芝EMI(現ユニバーサル)で制作ディレクターとして布施明、アン・ルイスらを手がけた。徳間ではPerfumeらを担当。2017年5月、徳間ジャパンコミュニケーションズ顧問を退任し、現職。

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