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【桂春蝶の蝶々発止。】「闇の部分」抱えている芸人 メディアに求められる真逆の精神 (1/2ページ)

 芸術家や芸人など、安定した職にも就かず何かしら表現をしたいと思う人たち。なぜ、私や彼らは「アーティスト」になったのでしょうか?

 われわれは「いじめられていた」過去を持つ人が多いです。社会になじめず、コミュニケーションが取りにくい人。いま風に言うと、心の社会的距離(ソーシャルディスタンス)を測りにくい人たちが多い。

 原因の一つは、「感受性が強すぎる」ことにあります。感受性が強い…これポジティブなイメージもあるでしょうが、逆にそこは「闇の部分」でもあるのです。

 例えば、太宰治やゴッホは、闇の部分を抱え続けて作品を生み出しました。人生の後半は、それがなければつくれないことに気付いたのでしょうか、すがりついていたようにすら思えます。

 ともかく、芸に携わる人は、基本的にみんな神経質でややこしい。

 例えば、私で言うと、目にするニュースやSNSの1つ1つに傷付く度合いがひどい。でも、そのえぐれ、ただれた患部から何かしらの作品が生まれてきちゃうのだからしようがない。そんな工程を繰り返して、みな作品をつくっている。

 話を深掘りすれば、売れている芸人さんに限って、日々の煩悩や業に向き合っている人が多い。この業界、総じて仕事ができる人はグルメだし、異性にもマメですね。食欲と性欲、これは日々の煩悩です。そこに向き合う人は仕事ができる。英雄色を好むとの言葉の通りです。

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