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【テリー伊藤 狸の皮算用】巨人・原監督の“公開説教”は愛! 沢村投手への大きな期待を感じた (1/2ページ)

 新型コロナで開幕が遅れようと、観客5000人と制限されようと、今季も私が注目する1人は巨人・沢村拓一投手だ。ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」などで沢村のことをイジりまくっているけど、もちろんこれは期待の裏返し。今年も開幕早々期待以上のことをしてくれた。

 7月1日の対DeNA戦。1点リードの8回に送り出された沢村は2四球で1死一、二塁のピンチを招いて降板。後続投手が打たれて逆転負けを喫した。この日も相変わらず156キロを誇りながら制球が定まらない。14球中9球がボール球だった。

 原辰徳監督はその後、ベンチで横に座らせて、厳しい表情で「公開説教」をした。私はあのシーンを見て、原監督は沢村に大きな期待をもっていることを感じた。巨人は守護神のルビー・デラロサ投手が左脇腹肉離れで戦線離脱。この緊急事態に、原監督は沢村を代役に指名している。

 4年前にセーブ王に輝いたものの、以降は右肩の故障や制球難からの自滅を繰り返していた。そんな沢村を、原監督は昨年、5年ぶりに先発に転向させた。これにより、力任せで投げる制球難を克服させた後、中継ぎに再転向させて43試合登板で防御率2・61と復活させた。リーグ制覇の原動力にもなった。

 しかし、腹八分ならぬスピード八分で余裕をもって投げれば制球力がつくことはわかっていても、今季も沢村は剛速球が忘れられない。江夏豊投手のように、速球派から技巧派への転向には迷いもあるのだろう。

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