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【酒井政利 時代のサカイ目】“表現者”菅田将暉から目が離せない 彼の“糸”はどう編まれていくのか (1/2ページ)

 心を揺さぶる歌は、時代も年代も性別も超えて胸に棲む。

 1992年に発表された中島みゆきの『糸』。そもそもは個人の結婚を祝して作られた楽曲だが、20作目のオリジナルアルバム『EAST ASIA』に収録された。

 その後、98年に『命の別名/糸』として35枚目の両A面シングルとして発売。両曲とも大ヒットドラマ『聖者の行進』(TBS)の主題歌に起用されてもいる。

 発表から12年後の2004年、Mr.Childrenの桜井和寿らが結成したチャリティープロジェクト、BankBandのアルバムでカバーされたのをきっかけに、住友生命がCM曲に起用。『糸』は広く認知されるようになった。

 さらに9年後の13年頃からバラエティー番組で使用されたりドラマやCMでも使われたりする機会が増え、今ではスタンダードナンバーになっている。

 30組以上がカバーしているが、菅田将暉と石崎ひゅーいのカバーが配信リリースされ、話題だ。

 菅田は楽曲『糸』から着想を得た映画『糸』(8月21日公開)に小松菜奈と主演。菅田演じる高橋漣と小松演じる園田葵の平成生まれの2人が出会いと別れを繰り返し、平成の終わりに再び出会うまでの18年に及ぶ愛の軌跡を描いている。

 菅田は、俳優として多くの作品と出会う中で、「たまに理由なく『これはやんなきゃな』って思うものがあって。『糸』はまさにそう」と、脚本もキャストも決まっていない段階で「直感で出演を決めました」という。

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