記事詳細

【ぴいぷる】三遊亭円楽、六代目の恩返し 「師匠ってみんな、弟子が嫌いなんだよ」 (1/3ページ)

 「恩返しだね、やっぱり」

 自身がプロデュースする「落語大手町2020」が東京・大手町のサンケイプラザなどで25~27日に上演される。コロナ禍のなか、開催自体が危ぶまれた。自らも肺がんや脳腫瘍の治療を続けているが、落語のために、じっとはしていられなかった。客席の半分=満席にするなどの感染防止策を練って出演者の交渉に奔走し、開催にこぎつけた。

 「ベストはやめちゃうことだけど、それじゃぁ、落語の火が消えちゃうよ。まずはやることが大事。『隗より始めよ』ってことですよ。有事のときは三方一両損なの。やる方も出す方も一歩引いて、しょうがねぇなで身を切る。早く収束して三方が笑えるような状態に戻ればね」

 二つ目時代から40年以上も「笑点」に出演してきた知名度と実績をフル稼働して、落語界の発展に力を尽くす。そのとっかかりが2007年に始まった「博多・天神落語まつり」だ。

 「落語家だからこそ、面白い組み合わせができるんですよ。楽屋うちでは反目しあってる落語家同士を組み合わせると、『てめぇなんかに負けねぇ』って、面白い芸のけんかを見せることができるんです」

 思い描くのは、「大東京落語まつり」。そのために、東京だけでなく地方での落語の活性化を願う。「できればね、何チームかに分かれて地方を回るの。誰かが北海道を回っていたら、他の誰かは東北地方を回るとかね。耕して、実がなったら、みんなで分配する。そして、いずれは『大東京落語まつり』ができたらね。そのために、今は種まきをしてるんだよ」

関連ニュース