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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】昭和がまた遠ざかる… 「漢フェロモン軍団」石原プロ解散の衝撃 (1/2ページ)

 「石原プロモーション解散!」のニュースを聞いて「昭和がまた遠ざかる」という気持ちになりました。

 昭和の大スター、石原裕次郎さんが映画製作のために興した石原プロモーション。現代ではやたら芸能人の独立が簡単にニュースになる時代ですが、裕次郎さんが会社を興した時代は大手映画会社所属のがんじがらめの人間関係の中での大スターの独立ですから、かなり勇気ある行動だったのです。

 日活の裕次郎さん、東宝の三船敏郎さん、大映の勝新太郎さん、東映の中村錦之助さんという大物スターが独立を果たしました。映画製作の夢を持つ裕次郎さんのもとに“男心に男がほれた”有志が集まり、「ピラニア軍団」「殺しの軍団」「影の軍団」「はぐれ国際軍団」「日光猿軍団」と、数ある軍団の中でも一番の輝きを放つ石原軍団が誕生するのです。

 石原プロは映画製作に乗り出しましたが、時代は映画からテレビとなり、「大都会」「西部警察」とド派手なアクションを売り物にしたドラマを中心にシフトチェンジして成功を収めます。石原軍団の男だらけのハワイツアーの特番や歌番組は“ザ・芸能界”の最後の黄金時代の映像ではなかったでしょうか。

 最近の若い人たちにとって石原軍団は困った人たちのところに駆けつけて炊き出しをする漢たちでしょうが、その困った人たちを放っておけない義侠(ぎきょう)心は、裕次郎さんの遺志を継ぐ軍団の人を惹きつける漢フェロモンだったのです。

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