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【宝田もなみ バイブスあがってる?】AV女優の立場から語る…モザイクの“功罪”とは (1/2ページ)

 7月16日、自身の女性器をモチーフにしたアートで名を馳せているろくでなし子さんに対して、罰金40万円とした判決が確定した。

 ろくでなし子さんは表現の自由を盾に国家と闘っていたが、AV女優として表現の自由と規制の境目に生きている私にとってこのニュースは無視できないものだった。

 今回の裁判で明らかになったのは、女性器をモチーフに「わいせつ」ではないアート作品を作るのは問題ないが、女性器の3Dデータを頒布できる形で扱うのは、たとえそれがアート作品であっても有罪であるということだ。個人的にろくでなし子さんの作品そのものは3Dデータのものを含めて全く「わいせつ」ではないとは思うけれど、判決内容にはなるほどなあと思ってしまう。日本は性器の表現が規制されているから、どこかで線引きしないといけないというのはあるのだろう。

 この「性器の表現の規制」に関して、AV女優の私はそれはもう日常的に意識させられている。SNSにあげる写真が違法じゃないか毎回チェックするし、撮影時も逐一モザイクのことを考えている。ここに顔を持ってくるとモザイクが顔にかかっちゃうんだよなあとか、これは正確には性器じゃないけど画面で性器に見えたらモザイクがかかっちゃうなあとか。

 そういえば以前、男性器の絵を描くというシーンがあって、美大卒の私は調子に乗ってかなりリアルないちもつを描いた。後で監督が「これはモザイクかかっちゃうかもなあ」と言っていたけど、あれは果たしてどうなったんだろう...。