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【織田哲郎 あれからこれから】「よさこい祭」の地方車の上でギター演奏! 日本一暑かった夏、最高の思い出 (1/2ページ)

 今年は日本中でお祭りや花火大会が中止になっているようです。仕方がないことと思いますが、やはり寂しいですね。

 私は中3と高1の2年間を両親の生まれ育った高知で過ごしました。その時にギターを始め、人生で最初のバンドを作りました。当時、高知にはリハーサルスタジオも、ちゃんとしたライブハウスもありませんでした。私たちのバンド『ポテトズ』は、まず練習するために知り合いの納屋を借り、そこにどこからか楽器とアンプを借りてきてリヤカーで運びました。私の世代でこんな経験は比較的珍しいと思います。その後、高2から東京に転校したら、リハスタなんて、そこら中にと言っていいくらいありましたから。

 というわけで、高知でバンドを始めてもライブハウスがないので、演奏する場がないわけです。当時、唯一脚光を浴びることのできる場は、よさこいの地方車(じかたしゃ)の上でした。

 ここで高知の『よさこい祭り』を知らない方のために少し説明しますと、この祭りは各チームに分かれて踊りを競うもので、チームごとに地方車が先頭を走り、その地方車の上で演奏する曲に合わせて踊り子が隊列を組んで踊るのです。今はバンドの生演奏ではなく、録音した曲を流すことが多いようですが。

 プロになってからも、いつか地方車の上で演奏したいという気持ちがずっと残っていて、そんな話を高知の友人にしたところ、なんと2013年のよさこいに高知工科大学のチームから誘いが来たのです。

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