記事詳細

【立川志らべ 週間BSマップ】科学が解明する陰謀の物語 「地球大紀行2時間スペシャル エジプト大発掘 叫ぶミイラの謎」 <8月23日(日)午後9時BS朝日>

 1881年。ナイル川西岸で、古代エジプト王族のミイラが多数発見されました。その中でひと際目立っていたのが、質素な棺に納められていた「叫ぶミイラ」。これは3000年前のもので、両手両足は縛られ、ゆがんだ苦悶の表情のままなのです。

 23日午後9時からBS朝日で放送される「地球大紀行2時間スペシャル エジプト大発掘 叫ぶミイラの謎」では、そんな不思議な謎に包まれたミイラに迫っていきます。

 もう、なんと言いますか、実に恐ろしいミイラです。見た目が激しすぎます。安らかに死んだ人がこんな顔をするわけがありません。永遠の悲鳴を上げたまま固まっていて、まるでこの世の苦しみがあの世まで追いかけていったかのような表情なのです。

 この「叫ぶミイラ」は何十年もの間、エジプト学者たちを悩ませてきたとのこと。科学技術の進歩は考古学にはありがたいものですね。19世紀にはわからなかったものが、21世紀の今になると解明できるんですから。もっとも、落語や講談の噺を科学的に解明するのはやめてくださいね~。そんなことしたらやぼってなもんですから。いや、こちらの商売上がったりですから!

 さまざまな調査や研究によって、歴史から消え去られた、ある王子の物語が明らかとなったのです。それは、叫ぶミイラの魂が永久に罰せられることとなった、古代エジプトの偉大なファラオの1人にまつわる王宮内で起こった壮大な陰謀の物語だったのです…。

 古典落語には「木乃伊取り」という演目があります。“木乃伊”はミイラと読むのですよ。人間の嫉妬や恨みを描いた、恐怖に慄くような噺…、ではなく、道楽者の若旦那と田舎者の権助が主人公の実にばかばかしい噺です。

 でも、もしかすると、元々は陰謀に満ちた古代エジプトの話を、江戸の先人たちがばかばかしいものに変えた可能性もあるかもしれませんな。

 いや、それはないか! (立川志らべ)

関連ニュース