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【酒井政利 時代のサカイ目】米津玄師の驚くべき“全方向的芸術性” ジャケットを自分で手掛け、MVは完成度の高い映像作品に (1/2ページ)

 米津玄師が鮮やかな独走を見せている。前作『BOOTLEG』から2年9カ月ぶりの5枚目となるオリジナルアルバム『STRAY SHEEP』。CDセールスだけでなくデジタル分野でも絶好調で、パッケージ/ダウンロード/ストリーミングにおけるウイークリーチャート首位獲得数が総計38冠を記録。また8月18日現在113万枚を売り上げた。

 男性ソロアーティストがオリジナルアルバムでミリオンを達成したのは2004年11月の平井堅『SENTIMENTALovers』以来。

 綾野剛と星野源主演のドラマ『MIU404』(TBS系)の主題歌『感電』や、野田洋次郎とのコラボ作品『PLACEBO+野田洋次郎』、カロリーメイトのCM曲『迷える羊』の他、ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)主題歌『Lemon』、『ノーサイド・ゲーム』(同)主題歌『馬と鹿』などのミディアムテンポのバラードシングル、『パプリカ』『まちがいさがし』などの提供曲セルフカバーなどを収録。ジャケットも米津が手がけている。その感覚も鋭い。

 平成生まれ、29歳の米津は令和の時代を牽引する第一線にいる。こだわりのMVも驚異の再生回数を誇る。『Lemon』は6億回、『馬と鹿』1・3億回、『Flamingo』1・4億回、そして菅田将暉と組んだ『灰色と青』は1・8億回を超えている。

 MVでは普段見せないちゃめっ気や表情豊かな米津が見られたり、遊び心がちりばめられていたり、どのMVにも神秘性を持たせ、独特の世界観を構築して、完成度の高い一個の映像作品として確立させている。

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