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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】キョンキョンと仲良くなるきっかけ 「生卵投げつけ」事件 (1/3ページ)

 1982年の「音楽賞レース」はかつてないほどの激戦となった。さる音楽関係者が振り返る。

 「リードしていたのはシブがき隊。松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美も競い合い、新人賞レースが最も盛り上がった時代でした。ただ賞レースは売れたらいいというものではないので、中森明菜はどうしても不利でしたが、小泉今日子も一歩出遅れ感があったことは確かです。小泉と明菜は82年組でもどこか異質な部分があったかもしれません。その構図が色濃く出たのが、この年の新人賞レースの特徴だったかもしれません」

 そんな中、今や業界内でも「伝説化」した事件がある。それは明菜が「専門審査員奨励特別賞」を受賞した文化放送主催の「新宿音楽祭」でのことだ。

 「音楽祭で小泉は『金賞』を受賞したのですが、フィナーレで出演者がステージに一列に並んだところに、客席から生卵が飛んできて、それが小泉の頭に当たったのです。その状況に気づいた明菜は小泉の元に駆け寄り、小泉を抱えるようにステージ袖に連れていったのです。一瞬の出来事でした」(プロダクション関係者)

 思わぬ事態に会場も騒然となったのはいうまでもない。賞レースの本番中に「生卵」が投げつけられること自体が前代未聞だった。

 「小泉を狙ったのかは不明です。偶然に小泉に当たったのかもしれません。ただ投げた人物は金賞の有力受賞候補者の熱狂的な男性ファンだったと聞いています。一部の情報ですが、それまで新人賞レースに選ばれなかった小泉がこの時、金賞を受賞したことに腹を立てたファンが一部にいたと聞いています…。要するにファンの嫉妬心ではないかということです。もちろん真相は分かりませんが、それにしても明菜のとっさの行動は大きな話題になりました。本番中ですよ。本来はスタッフがすべき対応。結局危機管理に優れていたというか、何事も瞬時に対応できる素質を持っていたということ。新人アイドルの行動としては異例でしたね」(前出のプロダクション関係者)。

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