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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】戦後75年…感慨を覚えた三浦春馬の遺作 NHK『太陽の子』 (1/2ページ)

 コロナ禍の中、「2020年8月」が終わった。NHK「戦後75年特集」から2番組を。

 『太陽の子』(8月15日放送)は「事実を基にしたフィクション」だった。

 大戦末期、柳楽優弥らのいた京都大学物理学研究室に新型爆弾開発の命が下る。柳楽の家には幼なじみの有村架純が建物疎開で家を壊され同居。そこへ戦地から柳楽の弟の学徒兵が一時帰国する。ともに有村を思慕。その弟を三浦春馬が丸刈りで演じていた。7月18日に自殺し、遺作に。番組の公式HPにメッセージが残った。一読されたい。

 『戦争童画集~75年目のショートストーリー~』(同24日放送)はオムニバス。吉永小百合が戦争の記憶を語り継ごうと続けている朗読会を今年、コロナ禍で中止せざるを得ず、何とかつなぐためにNHKに相談して生まれたという。山田洋次監督の脚本・演出で広島原爆投下の日を描いた「あの日」と「こんばんは」、若い松居大悟監督が沖縄戦を描いた「よっちゃん」の3本を現代から俯瞰する構成。音楽は坂本龍一がニューヨークからリモート参加した。

 「あの日」は朗読劇。山田監督の初挑戦に長澤まさみが持ち前の女優魂で応えた。膨大なテキストをすべて暗記して現場入り。そこで監督は芝居中心の演出に切り替え、圧巻の5分間ノーカットとなった。

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