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【酒井政利 時代のサカイ目】back number、インターハイが中止になった高校生に寄り添い歌のエール (1/2ページ)

 back numberの新曲『水平線』に込められた思いが、高校生を中心に親世代も巻き込んで支持を広げている。

 それは高校生たちからの1通の手紙がきっかけだった。コロナ感染症拡大防止のため、イベントや大会が中止を余儀なくされる中、全国47都道府県の6000校以上の高校が参加する夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)も中止に。日本一を目指して練習に励んでいた高校生たちにとって、どれほどの衝撃だったか計り知れない。

 そんな選手たちを間近に見ていた運営に携わる高校生たちが、自分たちに何かできることはないかとback numberに相談したのだ。

 友人や仲間を気遣う高校生の思いをくみ取り、自身も陸上競技でインターハイを目指した経験があるメンバーの清水依与吏が「費やし重ねてきたものを発揮する場所を失くすことは、仕方ないから、とか、悲しいのは自分だけじゃないから、などの言葉で到底納得できるものではありません」と高校生の心に寄り添いながら、「先人としてなのか大人としてなのか、野暮な台詞を探してしまいますが、俺たちはバンドマンなので慰めでも励ましでもなく音楽をここに置いておきます」と暖かく包み込み、エールを送る楽曲を制作し、感染症さえなければ開幕するはずだった8月18日に公式YouTubeチャンネルで公開。サプライズ発表にも関わらず、手書きの歌詞が流れるリリックビデオはSNSをにぎわし、back numberはツイッターのトレンドワードになった。

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