記事詳細

【立川志らべ 週間BSマップ】“人間国宝”中村吉右衛門に迫る! 「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」(9月5日(土)午後4時 BSフジ)

 5日午後4時からBSフジで放送される「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」では、ゲストに歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門を迎えます。

 うれしいですね~。カッコいいですねー、中村吉右衛門。私、自粛期間から「鬼平犯科帳」を見まくっているのです。

 中村白鴎が鬼平を演じるものから、丹波哲郎版、萬屋錦之介版と見てきましたが、やはり吉右衛門バージョンがいいんですよね~。

 本所で育った遊び人の側面と、厳しさのバランスが絶妙なのです。お父さんの松本白鴎版より際立った江戸弁を使うところなどは、実に粋なヒーローとして多くの人の心をつかみます。

 私は密偵“おまさ”役の梶芽衣子が好きなのですが、中村吉右衛門が「鬼平犯科帳」に出ると聞いて、「とにかく共演したい」と自ら売り込んだという話を聞きました。当時から魅力的だったのでしょう。まあ、その話を聞いたときに吉右衛門さんに少し嫉妬しましたけど…。

 番組を見ると、あの大ベテランの水前寺清子が中村吉右衛門を前にして若干緊張しているのです。改めてその偉大さを感じます。

 幼くして自分の祖父の養子になったことや、歌舞伎役者をやめようと思った青春時代の話など、実に興味深い話が多数聞けます。そしてもちろん、「鬼平犯科帳」の裏話も! 立ち回りは時代劇の見どころではあるのですが、竹やぶや林の中での動きはいつも以上に体力が擦り減るとのこと。そりゃそうだ。木の根はうねっているし、石や雑草など障害物がある中で動かなきゃならないんですからね。そして、番組を通して驚くのは、吉右衛門さんの腰の低さ! おごったところなんてみじんもないのです。「この人が鬼平か!?」と、私も素人みたいな感想を抱くほどです。

 9月からは歌舞伎座に復帰するとのこと。私もツライ状況続くんですが、伝統芸能の偉大な大先輩に見習うことたくさんありますな。私も地道に競輪の原稿書こう…。(立川志らべ)

関連ニュース