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【織田哲郎 あれからこれから】街中で松田優作さんがパッカーン! 尋常ではないオーラ放っていた (1/2ページ)

 2009、10年と、とても不思議で面白い企画に参加しました。『不在証明』という、松田優作さんにオマージュをささげた朗読劇です。優作さんの出演作品の台本、本人インタビューや歌詞などから選ばれたせりふを朗読し、合間に優作さんの楽曲を演奏するというユニークな劇でした。

 プロデュースは優作さんが愛した東京・下北沢のBAR「レディジェーン」のオーナーであり、旧友でもあった大木雄高さん、脚本は『探偵物語』などの脚本家で丸山昇一さんです。朗読は09年が吉川晃司さんと阿木燿子さん、10年が吉川さんと、とよた真帆さんが担当しました。そして音楽は私がギターと歌、バイオリンに斎藤ネコさん、ベースがシーナ&ロケッツの奈良敏博さんという3人でした。

 特に明確なストーリーがあるわけではありませんが、不思議な緊張感とカタルシスのある、愛に包まれた空間でした。優作さんは当然役者として有名ですが、実はとても素晴らしいシンガーでもあります。魂のこもったブルースを歌うシンガーです。そんな彼の歌を歌わせてもらったことはとても光栄でした。

 余談ですが、原田芳雄さん、萩原健一さんも最高のシンガーでした(萩原さんはもともと音楽から芝居の世界に行かれた方ですが)。古くは石原裕次郎さんから、最近では菅田将暉さんも素晴らしいシンガーですよね。やはり主役を張るような人たちは、自分の世界を作り上げることにたけているものなのかもしれません。

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