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【ぴいぷる】多田周子 飾らず、力まず、新しい私 ニューアルバム「Lycoris~彼岸花」リリース (1/3ページ)

 「コロナ禍のために表現する場所がなくなったことで、いろいろと思いが募っていたんです。だから一日も早く音のシャワーに酔いしれることのできる時代が戻ってきてほしい、そしてそのチャンスは必ず来るという思いを込めて、一気に詞を書き上げたんです」

 そう語る「また、あの頃のように~CHANCE」を含むアルバム「Lycoris~彼岸花」をリリースした。

 全編を貫いているのは懐かしさと新しさの共存だ。楽曲はどこか80年代のシティポップをほうふつとさせる懐かしさを漂わせながらも、最新のサウンドを取り入れている。言ってみれば、めっちゃおしゃれなのだ。

 「そう言っていただけるならうれしいです。懐かしいけど古臭くなく、モダンでおしゃれな感じを目指していたので。このアルバムは私の新しい一面を表現できたと思っています」

 ◆ストレートに歌う

 今回は「赤とんぼ」や「ふるさと」などの童謡や叙情歌を歌うシンガーとしてではなく、ポップスシンガーとしての顔をみせている。実は、そこには人知れぬ苦労もあったという。

 「プロデューサーの手使海(てしかい)ユトロさんから、歌い方を変えようといわれたんです。叙情歌を歌っているので自分ではあまり崩しているつもりはなかったんですが、やはり長年歌手をやっていると、どうしてもバランスが崩れていきます。良かれと思って崩した表現方法が実は良くなかったり、自分では気づかないうちに変なくせがついていたり。だからストレートに歌うことを心がけました。でも、これが難しい。大人のシンガーの扉を開けたのかな。集大成という感じですね」

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