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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】20年間在籍した事務所を退社 “お騒がせ”華原朋美の意外な素顔 (2/2ページ)

 筆者は華原のデビュー当時から取材しており、その浮き沈みを見てきた。絶頂期に、華原の母親が東京の下町でやっていた居酒屋に取材に行ったときのこと。そこで飲んでいるおじさんが「きょうは朋ちゃんいないの?」と尋ねると、母親は「今、うちにいるから、後で手伝いにくると思う」。すると実際に本人がお店にきて、「こんばんは」と客ひとりひとりにあいさつしていた。スターなのに気さく、そんな意外な素顔に驚いた。

 数年前、彼女がMCを務める番組に私がゲストで招かれた際も、「お話を楽しみにしています」とニコニコ笑顔で迎え入れてくれ、収録中も身を乗り出して話を聞いてくれた。

 間近で接して伝わるのは、彼女の素直さと純粋さだ。それがゆえに傷ついてしまい、精神的バランスを崩してしまうのではないかと想像した。

 華原は、動画で「古傷は古傷で乗り越えて人生を送っていく」「運が良かったり悪かったり、ジェットコースターみたいな人生」と語っている。

 大手事務所から離れ、彼女をたたく人も出てくるかもしれない。けれどめげないで、持ち前の明るさで乗り切ってほしい。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に著書『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』(文藝春秋)を出版。

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