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【緊急リポート ポストコロナの芸能界をいく】「生」が売り物の舞台が映像配信するジレンマ 収益求めるも…熱狂的ファンはソッポ? (2/2ページ)

 そもそも演劇は人と人が密に触れることで感動は最大になる。一時は動画配信に希望を託したがソッポを向く演劇ファンも多いとか。

 コロナ禍での演劇活動は続くが、演劇そのものの本質を失うことは許されない。どういう形であれ、「舞台を見る」という基本を守るのは、演劇界の基本でもある。

 劇団は厳しい経営が今後も続く。すでに解散、倒産する中小劇団が出ており、多くの俳優が廃業の道を選んでいる。

 今こそ国はエンタメにも援助が必要だろう。スタッフ、俳優の全員に対するPCR検査の費用を国が全額補助することや、観客数をキャパの50%以内と求めるならば、採算が合う75%までの入場料の差額の補填(ほてん)を求める声がある。

 「2年間頑張る!」。芸能界ではこの言葉が口ずさまれている。絶望ではない。コロナから解放される日を芸能界は願っている。 (文化芸能評論家・肥留間正明)

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