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【ぴいぷる】歌手・角川博、コロナ禍があるから「目標は立てたくない。あえて言うなら『生きること』」 (1/3ページ)

 5年前、デビュー40周年で取材したときは、「芸能人にありがちな波瀾(はらん)万丈がまったくないんです」と煙に巻かれた…。

 ■節目が嫌い

 45周年の今回は「僕ね、節目って嫌いなんですよ。44年だって、45年だって、角川博は角川博なんだから」という。やっぱり記者泣かせだ。

 とはいえ、何か思い入れはあるのでは?

 「振り返ったり、思い出したりもしないよ。いいことも悪いことも忘れるようにしているの。今、1分1秒を大切にしていれば、未来へ進めるからね」との答えが…。なるほど。

 そんなデビュー45周年を記念して、シングル「雨の香林坊」(キング)をリリースしたばかり。金沢・香林坊を舞台に、愛した男性との将来を悲観した女性の思いを歌い上げている。

 これぞムード歌謡というテイストだが、「僕のとっかかりはクラブ歌手だからね。やっぱりムード歌謡って、ホステスさんに受けるんだよ。ホステスさんが好きなのは、巷にはやる歌。私のことを歌ってくれていると思う歌なんですよ」。

 重厚なイントロに続いて、伸びのある高音で歌い出し、ぐっと心を締め付けてくる。高音で切なさを表現するのは、まさに角川博の真骨頂だ。

 「実は作曲家は30年近く付き合いのある人でね。曲をもらったのは今回が初めてなんだけど、僕の声質をよく知っているんですよ。最初は、曲の冒頭も低く始まる感じだったんだけど、もっと声が出るから高くしてとお願いして。この歌はここがポイントだな」

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