記事詳細

【終結45年 映画がみたベトナム戦争】プラトーン 食事は缶詰、夜は監視…実戦さながらの過酷撮影 (2/2ページ)

 さらにガーター・ラーナーという通訳兵役でまだ無名だった22歳のジョニー・デップも出演している。最初オファーを受けたとき、デップは「無名だから」と辞退したが、ストーン監督が「君には大物になる素質がある」と背中を押してくれたそうだ。監督という人には先見の明があるのだろう。

 戦場ではゲン担ぎでヘルメットに人の名を書く兵がいたが、デップも当時恋人だった女優のシェリリン・フェンの名を書いている。

 村を焼き打ちして、隊が移動するときに携帯した銃は日本のMGC製のM16自動小銃のモデルガンが使われたという。

 撮影はフィリピンのルソン島で行われ、全員GIカットにされ、シャワーも認められず、食事は缶詰だけ。夜も実戦さながら交代で監視をやらされたという過酷さだったという。ストーン監督自身も第1中隊少佐役で出ている。 (望月苑巳)

 ■プラトーン オリバー・ストーン監督。日本公開は1987年4月29日。第59回アカデミー賞では作品賞、監督賞、編集賞、録音賞の4部門に輝いたほか、第44回ゴールデングローブ賞でも4部門を受賞した。

関連ニュース