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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】「大相撲九月場所」正代と翔猿の活躍に酔う (1/2ページ)

 両横綱不在という情けない状況で開催された今年の大相撲九月場所。千秋楽は東京・赤坂の「スナック玉ちゃん」で相撲ファンを集めて観戦しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止を徹底した相撲観戦会は、お酒も入って非常に盛り上がりました。

 今場所は関脇正代が、念願の初優勝。正代は熊本県出身力士として初の優勝、時津風部屋の力士で57年ぶりの優勝を飾り、大関昇進を決めたのです。

 東京農大の相撲部出身、学生横綱で角界入りした正代は、早いうちから「未来の横綱」という高評価を得ていたのですが、彼の優しいというか、ナマクラな性格が裏目に出たのか、期待に応えることができなかったのです。それがこうしてようやく優勝したのですから、まさに大器晩成という言葉がピッタリの大関となったのです。おめでとう正代!

 そして今場所はもう1人、大活躍した力士がいました。初入幕で優勝戦線に残った追手風部屋の翔猿です。しこ名の通り、俊敏な動きで暴れ回りました。

 翔猿は東京都江戸川区出身で子供の頃から街の相撲道場に通い、兄弟で稽古していました。ちなみにお兄さんは英乃海(木瀬部屋)です。弟の方に先を越されてしまうのも相撲の世界ならではです。角界に先に入ったお兄さんの後を追うとなると同部屋に入るのが普通だと思うのですが、翔猿は兄と一緒だと甘えが出てしまうと追手風部屋を選びました。

 翔猿の高校時代の同級生に八角部屋の北勝富士がいます。高校は相撲の名門校である埼玉栄高校です。北勝富士とは日本体育大学相撲部時代に取材をしたのがきっかけでお付き合いがあります。

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