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【ぴいぷる】落語家・春風亭一之輔 足湯みたいに靴下脱いで…チャポンと癒やし「しようがないよね、つらいときもあるよね、まあ落ち着こうや」 (3/3ページ)

 しかし配信ライブも高齢の師匠たちになると、さすがにハードルが高いようだ。

 「先日、91歳の(三遊亭)金翁師匠と配信ライブに出たんですよ。その後、金翁師匠は『パソコンを買おう』って言ってました。で、80歳の(鈴々舎)馬風師匠に『どうすりゃいいんだい』って聞いてましたが、兄さんも『いやぁ…俺に聞かれても』って頭をかいてましたよ。イイ話でしょ」

 コロナ禍で落語の強みが見えてきた。世間の気が立っているときこそ、世の中に求められる。

 「落語は『しようがないよね、つらいときもあるよね、まあ落ち着こうや』という感じですから、癒やし、ヒーリング効果っていうんでしょうか。まさに温泉に行くほど気を張らない足湯。ふらっと出かけて、靴下を脱いで、チャポンと足をつけて、出たいときに出るというのが寄席じゃないかな。何があっても、しぶとく生き抜く芸能ですね」

 来年、芸歴20周年を迎えるが、「20年なんて落語家には屁みたいなもの」だそうだ。(ペン/高山和久 カメラ/飯田英男 レイアウト/佐々木勇)

 ■春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ) 落語家。1978年1月28日生まれ、42歳。千葉県出身。日本大学芸術学部に入学し、落語研究会に所属。2001年に卒業後、春風亭一朝に入門、前座名は朝左久。04年に二ツ目昇進で一之輔に改名。12年、21人抜きで真打昇進。「NHK新人演芸大賞」「国立演芸場花形演芸大賞」など数々受賞。『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』(ニッポン放送)のパーソナリティーなどラジオ、テレビに数多く出演している。

 『2020落語一之輔 三昼夜』は25~27日、よみうり大手町ホールで。公演チケットは4200円。配信視聴チケットは1公演2000円、各日昼夜公演セット券は3600円。いずれも税込み。

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