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【ぴいぷる】大竹しのぶ、コロナ明け初舞台へ充電“満タン”「舞台は絶対に滅びない」「いい戯曲は必ず残る」 (1/3ページ)

 「正直、この作品も(コロナ禍で)できないだろうなと思っていましたが、8月末に舞台ができると聞いて『えっ、やるんだー!』って。正直、演じる覚悟はできてなかったけど…」と冗談交じりに語る。

 演じるのは、日本演劇史に残る不朽の名作『女の一生』のヒロイン、布引けい。日本が近代的な資本主義の姿を整え始めた時代、けいは不思議な縁で堤家に拾われ、やがては同家の長男の妻となり、家業を守るという激動の40年間を描く。

 けいは、日本の演劇界を長年、牽引(けんいん)してきた新劇の大女優、杉村春子(1997年没)が生涯で947回にわたって演じてきた当たり役でもある。

 「杉村さんとは亡くなられる数カ月前に連続ドラマで共演し、病院から撮影現場に通われていたことを後から知りました。立つこともままならない状況にも関わらず、現場ではセリフをピシッとおっしゃっていました。待ち時間には昔の話を教えていただきたくて、杉村さんのところに行くと『(女の一生では)空襲警報がなってやめることもあったし、セリフのチェックで後ろにお巡りさんが立っていることもあったのよ』と語られていました」

 杉村の病院のベッドには台本があったといい、「自分なら最期までお芝居をしたいと思うだろうか」と自問自答したというが、間髪入れず「私は絶対(死ぬ前に)台本はないと思うの」とゆる~く話す。

 コロナ禍で4月に予定されていた舞台『桜の園』は全公演が中止となった。

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