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【ぴいぷる】大竹しのぶ、コロナ明け初舞台へ充電“満タン”「舞台は絶対に滅びない」「いい戯曲は必ず残る」 (2/3ページ)

 「あの喪失感は、これまで味わったことのない感情でした。仕方ないけど、こんなに面白い作品を見てもらえないんだ、って。でも舞台は絶対に滅びないと信じています。何でもリモートに慣れてしまうと、握手をしたときのぬくもりも、涙の悲しさも『肌感覚』が分からなくなってしまう。劇場での声の響きも機械では伝わらないし、やっぱり“生”を感じられるものとして、希望を持ちたい」

 コロナ禍はいまだに収まる気配はないが、劇場には客足も戻りつつある。消毒や検温にびくびくしながらの鑑賞には寂しさはあるものの、同時に「芝居がやりたい」「いい戯曲は必ず残る」という大きなバイタリティーも生まれた。女優としての充電はすでに“満タン”のようだ。

 稽古場では、演者と接触する時間を短縮し、アクリル板を設置、スタッフの入れ替えも行うなど徹底した感染防止対策を実施している。

 いつもとは異なる環境-。「人としてそれぞれの時代に生きていれば、いろんなことがある。芝居や演出家に出会えたからこそ、たくさんのことを学ばせてもらって、今がある。父が『死ぬまで勉強』と言っていたけど、そうやって生きていけばいいのだろうと思う」と前向きだ。

 とはいえ、「年を重ねて勉強できることがうれしいかといわれれば、そんなにうれしくない。(高齢の)役の話をもらって『えっ、もうこんな年!?』と思うこともあるの」と気ままな雰囲気は相変わらずだ。

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