記事詳細

【シネマパラダイス】「オックスフォード英語大辞典」の誕生秘話を描く『博士と狂人』

 世界最高峰『オックスフォード英語大辞典』の誕生秘話を描く。全米で反響を呼んだノンフィクションの映画化。メル・ギブソンが映画化に手を上げ、『アポカリプト』で共同脚本を手掛けたP.B.シェムラン(ファラド・サフィニア)を監督に抜擢(ばってき)した。16日公開。124分。

 異端の言語学博士マレー(メル・ギブソン)はオックスフォード大学で英語辞典編纂(へんさん)計画を任される。歴史をさかのぼり、すべての言語を収める無謀な計画は困難を極めるが、精神科病院にいたマイナー(ショーン・ペン)から送られた資料で窮地を救われる。彼の協力を得て、辞書作りに邁進(まいしん)するが…。

 【ホンネ】2人の天才の情熱、深いところで共鳴し合う奇跡の友情に感銘を受けずにいられない。ペンはもちろんのこと、ギブソンの重厚で深みのあるたたずまいも味わい深い。もめた末、公開に漕ぎつけたギブソンの執念も感じさせる渾身(こんしん)作。 ★★★★(映画評論家・折田千鶴子)

★5つで満点、☆=星半分

関連ニュース