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【シネマパラダイス】中国の薬密輸事件を題材にした社会派ヒューマンドラマ「薬の神じゃない!」

 2014年に中国で実際に起きた、薬密輸事件を基にした社会派ヒューマンドラマ。この事件を機に、中国の医療業界は改革が起きた。中国で爆発的大ヒット、金馬奨など国内外で多数の賞を受賞。監督は、本作が長編デビューとなるウェン・ムーイエ。16日公開。117分。

 上海でインドの強壮剤を販売するチョン・ヨンは家賃も払えない崖っぷち。そんな彼の元を白血病を患う男が訪れる。認可薬が高価で買えず、インドから安い代替薬を密輸してほしいという。提示額に目がくらんだ彼はジェネリック薬の密輸・販売に手を染めていく。

 【ホンネ】中国版『ダラス・バイヤーズ・クラブ』。どちらも実話というのが、世界的な医療問題の根深さの証しか。ワケあり仲間が集まって密輸チームを結成、販路拡大していくさまがスリリング。彼らの絆にも熱くなる。ケチな男が使命に目覚めていく姿にもグッとくる! ★★★★(映画評論家・折田千鶴子)

★5つで満点、☆=星半分

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