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【ぴいぷる】黒木瞳監督のひらめき「琴線に触れる作品は物語が映像になって浮かぶんです」 11・6公開「十二単衣を着た悪魔」で4年ぶりメガホン (1/3ページ)

 「化身」「失楽園」「仄暗い水の底から」…。数々のヒット作で魅了した日本を代表する女優が、2016年の「嫌な女」以来、4年ぶり2度目となる長編映画の監督に挑戦した。

 11月6日公開の「十二単衣を着た悪魔」(キノフィルムズ配給)。内館牧子さんの著書が原作で、フリーターのさえない青年・雷(伊藤健太郎)が源氏物語の世界にタイムスリップし、皇妃・弘徽殿女御(こきでんのにょうご、三吉彩花)らと出会うことで成長していく物語。

 公開を約1週間後に控え、「お客さまに見ていだいて初めて一つの作品としてできあがると思っています」と声を弾ませた。

 前回の「嫌な女」同様、原作にほれ込んだ黒木監督が映画会社に相談し、実現。撮影は昨年2月、1カ月間かけて行った。

 「こだわったところはいっぱいありました。例えば、俯瞰(ふかん)で撮った場面ではクレーンを使って絵巻のように撮りたかったし、VFX(視覚効果)で金の雲も描きたかった。十二単の衣装にもこだわりました。主題歌もロック(OKAMOTO’Sの『History』)にしたかった。理由? ひらめきです」

 落ち着いた口調ながらも熱い思いが伝わってくる。17年の短編映画「わかれうた」を含めると3作目の監督作に。今回、短編作のときの助監督、カメラマンらとタッグを組んだことは心強く、「一度やったことで、一つのチームになりやすかったと思います」と振り返った。

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