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“鬼滅聖地巡礼”地域振興へ期待 「関連ない」3つの神社、ファンでにぎわう (1/2ページ)

 大ヒット漫画「鬼滅の刃」の主人公、竈門(かまど)炭治郎の姓と同じ「竈門」の名が付く福岡と大分両県の3つの神社がファンの聖地と化し、訪ね歩く「巡礼」の対象になっている。発行元の集英社は「関連はない」と否定するが、作者の吾峠呼世晴さんが福岡県出身とされる情報がインターネット上で話題となり、臆測が広がった。地域振興への期待も高まっている。

 11月上旬の休日、福岡県太宰府市の「宝満宮竈門神社」は、ファンや家族連れでにぎわった。境内には炭治郎や妹、禰豆子ら人気キャラクターを思い思いに描いた絵馬がずらりと並び、作中の衣装に身を包んだ人たちが写真撮影を楽しんでいた。

 旅行中に立ち寄った兵庫県尼崎市の会社員、熊野貴文さん(27)は「主人公が素直でひたむき。敵の鬼にも背景があり魅力的だ」と熱を込めた。

 神社によると、大宰府政庁の鬼門に当たる北東の方角に建立され、鬼を封じ込める役割を果たしてきた。修験者の装束は炭治郎の羽織のような市松模様で、「関係があるのではないか」と想像をかき立てている。

 福岡県筑後市の「溝口竈門神社」は、炭治郎が「溝口少年」と呼び間違えられるシーンがあり、関心が高まった。市観光協会は10月、キャラクターの衣装で集うコスプレのイベントを開催。担当者は「ブームを機に幅広い年代の人に来てもらい、市内観光もしてほしい」と期待する。

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