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“主夫”ジョン・レノン、時代を先取りした夫婦像 没後40年で企画展 (1/2ページ)

 ビートルズのメンバーだったジョン・レノンが凶弾に倒れて12月8日で40年。生誕80年にも当たる今年、企画展や映画、書籍が妻、オノ・ヨーコさん(87)との深い愛に光を当てている。後年“主夫”になったジョンと、行動力を生かして導いたヨーコさん。時代を先取りした夫婦像が新たなファンを引き付けている。

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 「私たち夫婦の真実を、自分たちの言葉でお見せしたい」-。東京・六本木で来年1月11日まで開催中の企画展「ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ」に寄せたメッセージにヨーコさんの思いがにじむ。

 出会いは1966年、ジョンが前衛芸術家、ヨーコさんの個展を訪れたことに始まる。69年に挙式し、平和活動にも取り組む。75年に息子、ショーンさんが生まれ、ジョンが音楽活動を休止して子育てに専念する一方、ヨーコさんがビジネス面を取り仕切った。射殺されたのは80年、共作アルバム「ダブル・ファンタジー」で復帰後間もなくだ。

 歩みを伝える企画展では、後に2人の共作と認められた名曲「イマジン」の創作に関するエピソードや、日本初公開品となるジョン愛用の抱っこひもなどを紹介。

 76年に米国の永住権を得た際、ジョンが「4年もの間、私の面倒を見て、私を立ち直らせ、さらに息子を産んでくれた」とヨーコさんに伝えた感謝の言葉は、夫婦が重ねた月日を物語る。