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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「紅白」 このご時世に“男女対抗”、民放もこぞって出場歌手紹介の茶番… ナゾが多いテレビ業界の年末 (1/2ページ)

 最近、学生からこんな話が出て驚きました。

 「紅白歌合戦は一体、いつまで男女に分けて対戦させるつもりなんでしょうね」

 そんなこと思いもしませんでしたが、言われてみればそうです。私が教えている上智大学ではミスコンを廃止して、今年から男女関係ない「ソフィアンズコンテスト」という新しいコンテストを開催していますし、学生がそう考えるのも不思議ではありません。

 ジェンダーの問題が言われるようになり、性的マイノリティーの人々の権利についても理解が進んできている現在の日本で、日頃は「LGBTQの人々に対する理解を深めよう」と放送しているNHKが、大みそかは「白組と紅組どっちが勝つのか」と急に男チームと女チームの対決番組を無邪気に放送するのもちょっと…ですよね。

 「男女混成のユニットもいますよね。紅白に分けるの苦しいでしょ」とも学生に言われましたが、確かに「男女対抗」という演出が結構古くて陳腐で、茶番かもしれませんよね。

 茶番といえば、毎年この季節になると繰り返される茶番が、民放各局のワイドショーなどで「紅白歌合戦に出場が決まった歌手」について放送すること。なんで他局が制作する番組に誰が出演するかをわざわざ紹介してやる必要があるのか? 私には意味が分かりません。

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