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追悼・宅八郎さん エキセントリックで才気あふれる人、ホストとしても超一流だった (1/2ページ)

 1990年代、「おたく評論家」として活躍した宅八郎さんが、今年8月に脳出血で死去した。57歳。エキセントリックな面が印象深いが、実は才気あふれる人だった。

 89年、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件で注目された「オタク文化」をうけて、90年2月に『週刊SPA!』に「オタク評論家 宅八郎」として登場。

 マジックハンドにリカちゃん人形や森高千里フィギュアを持った個性的なスタイルが注目され、日本テレビ系『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』といったバラエティー番組で一世風靡(ふうび)した。

 しかし、エキセントリックな性格ゆえに業界内で衝突も多かった。映画評論家の町山智浩氏はツイッターでこう語る。

 「宅八郎はもったいなかった。とにかく人から舐(な)められることに我慢できなくて、編集者やライターや小峯隆生や田中康夫に執着して人生も才能もムダにしてしまった。ただ自分の好きなことをしていればもっと何かできたかもしれないのに」

 マスメディアから遠ざかった後は、サブカルチャー系のイベントプロデュース、DJ、ホストとして活躍した時期もあった。

 「東京・新宿のサブカルチャー系のトークライブハウス『新宿ロフトプラスワン』のイベントで、元ジャニーズの平本淳也氏と郷ひろみの楽曲を歌いながら踊ったり、オリジナルのカレーライスメニューをプロデュースしたり、才能あふれる人でした。繊細でこだわりがあるゆえに業界内で衝突してしまったのでしょう」と元週刊誌記者は語る。

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