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【酒井政利 時代のサカイ目】折坂悠太 その歌は心の修復ではなく、癒やし ウィズコロナの時代に新しい歌が誕生するときが来ているのかも (1/2ページ)

 折坂悠太の歌がじわじわと心に広がってくる。

 折坂は、仲野太賀と吉岡里帆主演の映画『泣く子はいねぇが』の主題歌『春』を書き下ろし、劇伴も担当している。

 佐藤快磨監督・脚本で是枝裕和監督が企画として関わったこの映画、ユネスコの無形文化遺産に登録され、国の無形民俗文化財にも指定されている“男鹿のナマハゲ”が物語に盛り込まれ、迷いながら大人になっていく若者たちの姿を描く。サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞したことでも今、話題の映画。

 折坂は父親の転勤で小学校3年生まで3年間ロシアで暮らし、帰国後は日本の学校になじめず1年間引きこもる。その後、フリースクールに通い始めるが、中学の時に今度はイランで2年間。帰国後に再び不登校となり、フリースクールへ。その後、フリースクールの仲間とバンドを結成したことが音楽の道へ進むきっかけになった。

 2014年、自主制作のミニアルバム『あけぼの』を発表。15年にはレーベル「のろしレコード」を立ち上げ、自主1stアルバム『たむけ』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL2018に出演し、アルバム『平成』を発売。その年の『ミュージック・マガジン』ベストアルバム2018で日本のロック部門1位を獲得。19年には第11回CDショップ大賞2019を受賞。

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