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小松政夫さんが語っていた「理想の死に方」 「おやじ(植木等)の年まで現役で」願いかなわず (2/2ページ)

 そんな小松さんはこのとき、持病の薬を飲み、「糖分をとってはいけないんだ」とブラックコーヒーを頼むなど体を気遣っていたという。

 かつて数多いギャグの由来を聞いたとき、丁寧にジェスチャーをまじえて再現してくれたとも。「そのとき『僕の言葉はギャグじゃなくてフレーズ。ギャグとは違うんだよ』とおっしゃっていたのが印象的でした」と高山氏。

 「日本喜劇人協会の会長に就任したときも、パーティーの場で『ど~かひとつ』と両手を肩にかけていただきました。どこまでもコメディアンでした」

 小松さんは「おやじの年まで現役でいたい」との願いを持っていた。

 “おやじ”とは、師匠である植木等さん(2007年没)だ。1964年に運転手募集の広告をみて、トップセールスマンだった仕事をなげうって芸能界に飛び込んだ。そのときから植木さんは師匠であり、父親であった。

 植木さんは80歳で亡くなっており、願いはかなわなかったが、きっと今ごろ、天国で植木さんに「ど~かひとつ」と笑わせているに違いない。

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